fpを使いはじめて2日目。
DP2 Merrill以来のSIGMAのカメラ。
ローパスフィルターのないカメラはPENTAXのK-3以来です。
500g以下の軽さ。
ローライのフィルムカメラのような四角のボディ。
これだけでもテンション上がりますが、パソコンに写真を取り込んで、惚れました。
今のところ、唯一ちょっと残念な点。
背面液晶の解像度が低いことかな。
この価格帯では十分ではありますが!
強いて言えば程度のことです。
画像の表示が一瞬遅れるだけで、ちょっと待てば、問題ない解像度です。
EVF取り付けたら、使い勝手が格段に良くなりそうです。
キットレンズである45mmF2.8 DGDNは絞り値(F値)がF2.8(絞り開放)からF4くらいで最短撮影可能距離に近いと滲む傾向があります。
ピントが合っていても少し霞がかかるようなシルキーな描写です。
独特の美しい描写で、最新のオートフォーカスが使えるこのレンズは唯一無二の存在です。
似た描写のレンズとしてフォクトレンダーのノクトンが挙げられると思いますが、それはマニュアルフォーカスレンズです。
雨の夜に街スナップしたら絶対に楽しい。
そして、そのようなレンズ特性がダイレクトに出る感じ。
それがfpにはあります。
PENTAXのK-3に昔のタクマーレンズをつけて撮っているような感覚です。
超楽しい〜。
光の条件がかなり悪くても、これくらい綺麗に撮れます。
猫の瞳を見ればわかると思います。
カメラにとって、どれだけ過酷な条件か。
ISO4000です。
もう少し、私の技術を磨かないと。
ISO6400です。
ちなみに、fpのオートフォーカスはかなり上手く使わないとダメです。咄嗟の場合だと、マニュアルフォーカスに素早く切り替えて、フィルム時代のように背面液晶を全面マットファインダーとして使って、ピントを合わせています。
フィルムカメラで培った技術をデジカメ全盛、オートフォーカス全盛の時代に使うとは思いませんでした😊
写真を撮ることがとてつもなく面白いです。
さらに過酷な条件下で。
この超暗い条件下でオートフォーカスはほぼ役に立ちませんが、描写は凄いです。
私の手の肌の質感とか、色とか、とてもリアルで自然です。
SIGMAのレンズとベストマッチに作られているせいか、いつものカメラと描写が良い意味で違うな感じです。
ちょっとピントは外れてしまっていますが。
このfpだけでも、そこまで困ることはない感じがします。
性能的に撮れないものは諦めるし、かなり無理をさせればできないこともあります。
でも、無理させたからって良いものが撮れるわけではないですし。
そもそも、私のように過酷な条件下で撮らなければならない人はかなり少ないと思います。
私のような素人レベルの話ですが。
外で。
ISO1000以下の好条件での撮影です。
レンズはSIGMA24mmF3.5DGDNです。
Iシリーズです。
写真の良し悪しは別として、素材のリアル感が凄いです。
色もとても自然です。
モノクロの質感も最高です。
私の感覚ですが。
アクロス100という高性能のモノクロフィルムを使っている時と同じ感覚です。
マウントアダプターを購入して、ライカM3と一緒に購入したズミクロン 50mm F2 1stを使ってみたいです。
(出典 www.sigma-global.comより)
マニュアルフォーカスレンズをfpに着けることにハマってしまったら、もしかしたら、Mマウントのプラナー50mmとノクトン50mmを買い戻してしまうかもしれません。
ビオゴン、ウルトロン、テッサー、ズミルクス、ズマロン、………。
レンズ沼が恐いです。
最後に。
かなりマニアックな方に向けたカメラですのでご注意を!
これから写真をガチではじめたい人にはオススメです。
苦労した分だけ技量アップが見込めます。
SIGMAさん、ありがとう!
カメラとの対話が本当に楽しいです。
フィルムカメラをはじめたときのようなワクワクをありがとう。
もう一個買い足したいくらい素晴らしいです。
SIGMAに就職したいくらい、SIGMAが好きになってしまいました。
fp Lを使ってみて、オートフォーカスの性能が普通くらいなら、Lマウントに完全移行する日も近いと思います。
この記事に写真を追加してきました。
無理矢理にそこら辺のものを撮って思うこと。
カメラの性能チェックではなくて、自分に刺さる被写体を見つけなければならない。
fpで思い出を残していこう。
相棒にすることにしました。