前回の記事の続きを少々。
konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp
小学生?中学生?の時に。
問屋制家内工業、(農村)家内工業、工場制手工業、工場制機械工業。
といった用語を学んだことがあると思います。
労働生産性、機械生産性などの生産性と関連のある概念だと思います。
小規模のブリーダーの多くはただの家内工業です。
生産者=販売者で、資本も自前、規模も小規模といった特徴があります。
大々的にペットショップ等に卸すようなBtoBに重きを置いたブリーダーは問屋制家内工業や工場制手工業に分類されるところが多いと思います。
問屋制家内工業では生産者≠販売者となります。
例えば、下請けのブリーダーがいるなど。
工場制手工業では労働者が登場し、工場管理者(雇用主)、販売者の三者が存在します。
これはあくまでも理論上の分類なので、実際にはグラデーションがあり、もっと複雑だと思います。
大規模になればなるほど、あなたに最終的に手渡して販売した者はプロセスの極めて小さな部分しか関係しません。
ちなみに、インターネットはごく小規模な家内工業でも生き残れるような方向に働いているように思います。
プロセスに関わる当事者が少なければ少ないほど、一人にかかる負担も大きくなります。
どういう形態のブリーダーの子猫を迎え入れたいですか?
みなさんの考え方次第です。
歴史の表層だけをとらえると。
(農村)家内工業→問屋制家内工業→工場制手工業→工場制機械工業という進歩があるように思えます。
しかし、それは大量消費大量生産という文脈においてのみ言えることだと思います。