新しい規制がはじまりました。
2021年6月1日からです。
その中に、出産回数の制限があります。
生涯の出産回数が6回までになります。
これには経過措置が設けられていて、来年の6月1日から適用されます。
このような厳密な規制の実効化を図るために、猫の情報を記録した台帳の重要性が高まります。
今まで以上に、しっかりとした記録を残すことが求められ、今まで以上に台帳と実際の一致がチェックされることになると思います。
出産の回数制限は、その猫がブリーディングから卒業する時期を早めることになる、と思います。
ブリーディング卒業後の人生の方が圧倒的に長くなります。
着々と準備をしておかないと、間に合わないでしょう。
それから、ブリーダーを目指している方は、子猫以外の猫を迎えることを避けた方が良い、と思います。
猫ちゃんは年齢を重ねるほど、ブリーディングがうまくいかない危険性が高くなります。
回数だけでなく、年齢制限の規制もあります。
最悪、収益的に行き詰まることになります。
既存のブリーダーは、今まで以上に、年配の猫をなんとかして売りたいというバイアスがかかります。
注意して、取引をしてください。
最後に改正基準の概要を載せておきます。
参考になさってください。
とてもわかりやすい、東京都からのお知らせのリンク↓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/douso/kaisei/kaiseiaigohou.files/210601oshirase.pdf
これを読むと、ゲージ等の大きさの基準は、普通のブリーダーなら、全く厳しくありません。
頭数の基準も、1人が面倒を見ることができる現実的な上限が示されている印象です。
この数値を超えてくると、人の負担は相当なものになってくると思います。
来年からは、従業員1人あたり、繁殖猫35頭、令和6.6までには繁殖猫25頭が上限になります。
25頭でも、かなり多い頭数だと思います。
状況によっては、さらに厳格化されるような感じがします。
無法地帯(現在)→35頭(来年)→25頭(令和6)→?。
私が保健所から頂いた概要↓
ちなみに、以下は去年の改正の概要です。
◎ご覧頂きありがとうございました。
「小沼孝至ファミリーキャッテリー」は埼玉県加須市にあります。
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