知り合いのブリーダーから。
ブリーダーをやめたいと…。
私は消えてなくなりたいと…。
命を扱う以上、中途半端な気持ちならやめれば良いと思います。
簡単な仕事ではありません。
心を壊してでも続けなければならない職業なんてありません。
そうは言っても。
一時的に弱気になってしまうこともあります。
人間ですから。
私なりに真剣に整理してみました。
今回の相談では。
取引先のペットショップとのトラブルがあったそうです😅
過去には、別の方からもペットショップとのトラブルについての相談を受けた事があります。
信頼できそうにない人には預けない方が良いと思います。
大切な子たちですから。
一度そういう信頼関係がなくなるようなことがあったら、基本的に取引をやめるしかないです。
その判断がスパッとできない場合はもっと真剣に向き合った方が良いと思います。
猫たちと。
ブリーダーとしてのプライドもしっかり守らないと良い仕事はできません。
自分の精神状態を良好に保つには、くだらないものに近づかないことです。
猫たちにも悪影響です。
身内にだって、ろくでもないことばかり言うやつはいます。
ましてや、利益の対立関係にある者なんてくさすぎます。
ペットショップは仕入価格を安くすることについて利益があり、そもそもブリーダーとは対立関係にあります。
協力関係でいきましょうといいながら、裏ではシビア過ぎる対立関係があります。
そういう構造では自分が良いように態度をコロコロ変えるなんて当たり前ですから。
ですから、取引相手が信頼できる人なのか?、それが重要になる訳です。
最悪なところは有事の際に自分の責任をブリーダーに押し付けようとする輩もいます。
そういうところは何をしているかわかりません。
スケープゴートにされます。
トカゲの尻尾切り。
もう一つ重要なことは。
取引の際に圧倒的にブリーダーの立場の方が弱いのです。
ペットショップにしてみれば数あるブリーダーのうちのひとりです。
構造的に適正な利益は得られないと思った方が良いです。
かの有名なポーターがそう指摘していますし。
もっと簡単に言えば。
あんたの代わりなんていくらでもいるんだからねの論理になります。
ちなみに、私はバーニーが好きです。
肝要なことは。
安易に利益に飛び付かずに自分の頭で考えることです。
経営学にはいろんな示唆があります。
学者さんたちのおかげで数千円のテキストを買えば他の人の経験や事例を体系的に追体験できます。
私のような才能のない者でも学ぶことでなんとか使い物になりそうな危険察知センサーを得ることができます。
才能のある者や経験豊富な百戦錬磨の強者には全く敵いませんが。
経営の理念。
そういうことを考え続ければ甘い誘惑や雑念は入ってきません。
利益のからむ世界で甘いことを言うのは悪魔である。
そのことを忘れてはいけません。
何度も何度も、「小沼くんは強くて羨ましい」と言ってましたが。
愚直に理念を守ってやっているだけです。
ただそれだけです。
せっかく独立しているのだからビジョナリーでありたいのです。
あとは超時空シンデレラのランカちゃんとワルキューレの歌があればすぐに気分上々ですから。
もちろんシェリルも大好きです。
ただし。
それがあれば順調な事業運営がずっと続く訳ではありません。
ビジョナリーカンパニーが示すように。
難しいですね。本当に。
ご家族様のために、誘惑や雑念にとらわれずに、ブリーダーを続けていこう!
そう思った次第です。
一心不乱の小沼孝至キャッテリーをよろしくお願いします🙇♂️
トラブルにあった時は他に何も考えられないくらいツライと思うけど。
一瞬でも良いから忘れて。
ビールでも飲んでほろ酔いで子猫たちをみてみればどうかな?
心の底から何かが湧き出てきます。
それが私の最高の楽しみ。
konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp