確かSIGMAの社員さんの猫ちゃんがピントくんだったような…。
私の猫写真において最も重視していること。
ピント。
撮影中はピントしか考えていません。
ピントが合っているか?合っていないか?とかいう次元の話ではなくて。
どこの面にピントを合わせるか!と言うことです。
ピントは一点で考えがちです。
例えば、目とか。鼻とか。
でも、ピントは点ではなく面なのです!
どこを見せたいか(ピント面)で、カメラのアングルが変わってきます。
この写真。
ピントはばっちり合ってます。
でも、ピント面という観点からは少し不完全です。
どうしてでしょうか?
下の動画に答えがあります。
カメラ、スマホが進化してピント合わせが簡単になりましたが。
このことを意識すれば、より明確な意図を持った写真を撮れるようになります。
ピントを点でなく面で考えることによって、何を撮りたいのか?何を伝えたいのか?が明確になります。
ピントの深い話について、ご興味のある方は下の動画を見てみてください。
やや古い動画ですが、基本は色褪せません!
塩澤さんの写真が明確でわかりやすいのは、ピントを極めているからだと思います。
母校にこんなにすごい先生がいたとは知りませんでした。
在学中にお話してみたかったです。
上の私の写真の答えというか、私の感じる違和感。
あくまでも、一つの考え方ですが。
片目が僅かにボケていますね。
この動画のピント面の考え方からすると。
写真の力が削がれている感じがします。
とても細かいようですが。
僅かにカメラアングルをミスってしまいました。
しっかり追いかけられていれば、この子の目の美しさ、力強さ、好奇心などがより強く伝わったはずです。
何よりも、この子が私に向ける視線、表情を撮れたかもしれません。
この子が私に向ける視線それは、皆様に向ける視線です。
私とカメラを媒体にして、あなたを見つめています。
それを撮りたくて、ぐーっと、近づいて撮影をしています。
ちなみに、こちらに近い側の目だけにピントを合わせれば良いという考え方もあります。
その観点からは、この写真は問題ないかもしれません。
ただ、どうして片目だけにピントを合わせるのか?を明確にしないと、何がしたいのか?わかりませんね。
良いと言われているからだ!というだけでは、思考が停止しています。
例えば、顔の片側が撮りたかったとか。
遠くを見つめる視線を撮りたいとか。
その場合は片側の目以外のところもしっかり吟味しなければなりません。
あえてそうしているなら、必ずそうする理由があるはずです。
話を戻して。
どちらの目にもピントを合わせたい場合、上記で説明してきたカメラアングルの他にも解決策があります。
被写界深度を深くするという方法です。
絞りを操作することで、ピントの合う範囲を広くします。
ただ、被写界深度に関しては、露出と深く関わります。
特に相対的に暗い室内では、万能の解決策とはなり得ないケースが多いです。
スマホはピントの合う範囲が広いです。
つまり、被写界深度が深いということです。
ただ、ピント面をしっかり意識していないと、ピントはあっているけれど、余計な遠近感がついてしまったり。
それは、スマホについているレンズが広角レンズだからです。
現実と違って、近くのものはより大きく、遠くのものはより小さく写ります。
被写体に寄ればよるほど、その傾向は強くなります。
スマホでは、これを利用して、目や頭を大きく撮ることもできます。
私が募集写真等でスマホを使わない、使えない理由はここにあります。
ブリーダーでない方はスマホで可愛い写真をたくさん撮って頂きたいです!
でも、私の写真は現実とかなり高い整合性を持っていなければなりません。
私の見た世界がそのまま余計な装飾や誇張がなく写っていることが理想です。
嘘になってしまいますから。
幸いにも、写真が小慣れてきた現在でも、「写真よりも可愛い!」と、ご家族様に言って頂いています(笑)。
理想は写真と同じで可愛いですが(笑)、私の写真は現実の方が可愛くて合格点です!
それなりに可愛い写真を撮っているつもりですし(笑)。
つい先ほど。
遠近感を使った、とても可愛い写真を、ご家族様から頂きました。
きなこ。もう一歳かぁ。
募集開始が遅れてしまって、私のところに残す予定だった子がこんなに大きく可愛くなって。
立派に育てて頂いて感無量です。
というか、スーファミ?、懐かしー☺️
これからも日々精進ですね。
近くに良い師がいなければ、自分のアウトプットと上手い人のアウトプットを徹底的に観察するしかないかもしれません。
ご家族様に思い出を記録としてより良いカタチでお渡しできれば。
それと、ご家族様限定の話ですが。
先月(一月)みたいに、私のブリーダーの仕事が、ぽっかりない時期がたまにあります。
お渡しできる子猫がいなくて接客がない時期です。
そんなときに、声をかけて頂けると、もしかしたら、写真を撮りに行けるかもしれません。
最近は本気で(ガチで)バイクの安全運転技術の練習をしていますので、それが入っている場合は行けないこともあるかもしれませんが、かなりの確率で大丈夫だと思います。
僕はスタジオ(ご家族様のご自宅)を使える!って感じで、いつもよりテンション高めかもしれません。
いつもと違う環境で撮影できるって、最高に楽しいです。
長すぎました。
何回かに分けて語るべき内容でした。
駄文で申し訳ありません。
あくまでも、ひとつの考え方です。
誤解なきように。