こぬまサイベリアン幼稚園日誌

サイベリアンとラグドールのブリーダーによる情報発信

猫ヘルペスウィルスからワクチンの大切さを学ぶ。

環境が変われば。

季節が変われば。

そういう時には風邪をひきやすくなります。

人間も猫も同じですね。

免疫力が弱まることが原因でしょうか。

今回は猫風邪の原因の一つ、猫ヘルペスについて簡単にまとめます。

 

ヘルペスウィルス(FHV-1)はコアワクチン第3種ワクチン)で予防できます。

厳密に言いますと。

ワクチンでは感染を防ぐことはできませんが、その症状を無効化することができます。

つまり、感染予防ではなくて、あくまでも発症予防です。

 

ヘルペス重篤な症状を引き起こす可能性があります。

結膜炎、目がくちゃくちゃになっている猫を見たことがあると思います。

ひどい場合には瞬膜が瞳に固着してしまうことも。

ですから、ワクチンは絶対に必須です。

大人になっても年に一回の接種が推奨されます。

 

治療において注意を要することがあります。

眼軟膏の中には症状を悪化させてしまうものがあります。

 

ヘルペスウィルスは人獣共通感染症ではありません

人間の病気にもヘルペスがありますが、異なるものです。

環境省人獣共通感染症についてのガイドラインにも指摘はありません。

 

ガイドラインは下記のリンクを参照してください。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/infection/guideline.pdf

 

 

ちょっと苦言を述べさせてください。

ワクチンをしっかり接種しているにも関わらず、高額な猫ヘルペス治療薬を処方されることがあります。

ワクチンを接種していない野良猫ちゃんはそれで良いかもしれません。

ワクチンを接種している家猫は猫ヘルペスよりも、同時に発症している可能性の高いクラミジア等の治療を優先すべきだと思います。

その子達がいた環境や状況をしっかりと整理して、その子に適した治療をできる獣医師は意外に少ないです。

 

良い獣医さんを探してください。

 

それと過度に疲れさせないでください。

冒頭でも言ったように、免疫力が低下してしまいます。

 

子猫は寝ることが仕事です。

構いすぎないでください。

あまり良い言葉ではありませんが。

「いじり殺す」という言葉を覚えておいてください。

子猫は想像以上に繊細です。

子猫のうちはケージでの飼育が必須だと思ってください。

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 小沼孝至 (@konuma.cattery_siberian)

www.instagram.com

 

f:id:glenrivetriver:20230724173310j:image

記事内容とは関係ありませんが、エリィ&ミリィのお写真を頂きました。

ありがとうございます😊

 

 

konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp

konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp

konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp

konuma-takashi-cattery.hatenablog.jp